「就労移行支援、結局どこを選べばいいの?」
厚生労働省の集計では、全国に約3,090の事業所がひしめいているのが今の就労移行業界です。サイトを見比べても、どこも「就職率No.1」「定着率全国トップ」と書いてあって、判断材料が増えれば増えるほど決められなくなる。そんな状態で時間だけが過ぎてしまう方が、本当に多くいらっしゃいます。
本記事は、福祉業界で約20年・元就労移行スタッフとして現場に立ち続けた立場の視点から書いています。見学に行ったときに「ここはやめておいた方がいい」と感じる事業所の特徴、2年という限られた利用期間を最大限活かす逆算スケジュールまで、実務でしか分からない情報を盛り込みました。
この記事を読み終えたころには、10事業所の中から「気になる2〜3社」がきっと見えてきて、見学に行くときにスタッフへ何を聞けばいいかも自然とイメージできるはずです。一緒に整理していきましょう。
本記事は、各事業所が公開している就職実績や利用者の口コミ、公式情報などをもとに、客観的な視点でまとめています。(プロモーションが含まれています)
結論|就労移行支援おすすめ10選【2026年最新比較表】
結論からお伝えすると、迷ったらまずは大手3社(LITALICOワークス・ココルポート・ミラトレ)の見学から始めれば失敗のリスクは大きく下がります。理由は、利用者数が多い大手ほどプログラムの種類が豊富で、企業との取引実績も厚く、就職後の定着支援体制も整っているからです。
2026年最新|おすすめ就労移行支援10事業所の比較データ
| 事業所 | タイプ | 拠点数 | 就職実績 | 定着率 | 対応障害 |
|---|---|---|---|---|---|
| LITALICOワークス | 総合型 | 150以上 | 累計17,000名以上/2024年度2,322名 | 88.0% | 全障害 |
| ココルポート | 総合型 | 87拠点 | 累計5,752名/2024年度893名 | 89.7% | 全障害 |
| ミラトレ | 総合型 | 15拠点 | 就職率95%(2023年度) | 97.0% | 全障害 |
| ウェルビー | 総合型 | 132拠点 | 累計9,691名/2024年度1,333名 | 91.5% | 全障害 |
| アビリティーズジャスコ | 総合型 | 8拠点 | 非公開 | 90.1% | 全障害 |
| atGPジョブトレ | 障害特化 | 7拠点 | 就職率97%/年間140名 | 91.4% | うつ・発達・統失・聴覚・難病 |
| Kaien | 障害特化 | 20拠点前後 | 累計2,000名以上/就職率86% | 91.0% | 発達障害 |
| ディーキャリア | 障害特化 | 104拠点 | 非公開 | 91.3% | 発達障害 |
| Neuro Dive | IT特化 | 5拠点 | 事業所による | 96.9% | 全障害 |
| manaby | IT/在宅特化 | 31拠点 | 累計3,106名以上 | 85.7%(在宅97.3%) | 全障害 |
※各社の公式公表値より作成。定着率の算出基準(半年/1年など)は事業者により異なります。最新データは各事業所公式サイトをご確認ください。
本記事の評価基準
本記事では、以下の5つの軸で各事業所を評価しました。
- 就職実績の確かさ:1事業所あたり年間10名以上の就職者がいるか
- 定着率の信頼性:算出方法が明示されていて、業界平均(精神障害60%・発達80%)を上回っているか
- 運営法人の体力:事業所数・歴史・上場有無などから安定運営が見込めるか
- プログラムの実用性:見せ方ではなく、実際に企業で求められるスキルが学べるか
- 見学者の率直な口コミ:Google口コミに極端な悪評が集中していないか
厚生労働省の調査によると、就労移行支援を行う事業所のうち就職率5割を超えるのは全体の23%、就職率がそもそも0%の事業所が16%存在します。つまり、4割の事業所は「ほとんど誰も就職できていない」状態です。だからこそ、客観的な数字と複数の評価軸で見極めることが何より重要になります。
【総合型】就労移行支援おすすめランキング5選
結論:迷ったらまず総合型から見ましょう。総合型はあらゆる障害種別に対応していて、プログラムも幅広く、まだ自分のゴールが定まっていない段階の方にも適しているからです。事業所数も多いため、自宅から通える範囲で複数比較しやすいというメリットもあります。
1位 LITALICOワークス|業界最大手の安心感と圧倒的な実績

LITALICOワークスは、全国150拠点以上を展開する就労移行支援の最大手です。累計就職者数は17,000名を超え、2024年度だけで2,322名が就職を達成しています(公式サイト・2025年6月時点)。
LITALICOワークスを選ぶ最大のメリットは、企業実習先の規模感です。公式情報によれば実習先は4,500以上、就職先となった企業は累計5,000社以上にのぼります。「実習で適性を確かめてから就職を決める」という流れは就労移行支援の定石ですが、これだけ実習先の選択肢があるのは大手の強みと言えます。プログラムも200種類以上から個別に組み合わせられるため、特性や希望に合わせた支援計画が立てやすい構造です。
就職後のフォロー期間は最長3年半。半年経過後に就労定着支援サービスへ切り替わり、職場での悩みや合理的配慮の調整を企業側に橋渡ししてくれる仕組みが整っています。
注意点としては、大手ゆえに事業所ごとの当たり外れがあること、スタッフの異動や退職もそれなりにあることが挙げられます。Google口コミでも「事業所Aは良かったが事業所Bは合わなかった」という声は珍しくありません。通える範囲に複数のLITALICOワークスがあるなら、必ず2〜3拠点を見学比較することをおすすめします。
- こんな人におすすめ:どこを選べばいいか分からない/全国どこにいても通える事業所がほしい/大手の安心感を重視したい
- こんな人には合わないかも:少人数でアットホームな環境を強く望む/IT・Web系の専門スキルを高度に学びたい
LITALICOワークスの公式サイトはこちら:https://works.litalico.jp/
2位 ココルポート|600種以上のプログラム+交通費・昼食補助で経済的負担を軽減

ココルポートは全国87拠点を展開する大手で、累計就職者は5,752名、2024年度の年間就職者は893名と業界トップクラスの実績があります(2026年4月時点・公式サイト)。6カ月定着率も89.7%と、業界平均を大きく上回る水準です。
ココルポートの最大の特徴は、600種類を超えるプログラムの中から個別に組み合わせて訓練できる点です。コミュニケーション、ストレスマネジメント、PCスキル、ビジネスマナーといった就労準備の基礎から、資格取得対策まで網羅されています。利用者ごとに支援計画を細かく組めるので、「コミュニケーションは苦手だけどPCスキルは中級者」といった凸凹のある方にも対応しやすい構造です。
運営側の目線で特筆すべきは、交通費・昼食補助です。事業所によっては上限1万円までの交通費を補助してくれるほか、昼食やドリンクサーバーの提供がある拠点もあります。就労移行支援に通っている期間は原則アルバイト不可で収入が止まるため、月の交通費が浮くだけでも家計への影響は大きいはずです。
注意点としては、IT・Webなど専門スキルに特化した訓練は手厚くないこと、事業所が関東・近畿・福岡・愛知中心で、地方への展開がまだ進んでいないことです。お住まいのエリアにあるかは公式サイトで確認しておきましょう。
- こんな人におすすめ:通所中の交通費が気になる/プログラムの選択肢を広く確保したい/週2日からゆっくり始めたい
- こんな人には合わないかも:プログラミング・Webデザインなど専門スキルを本格的に学びたい/地方在住で近くに拠点がない
ココルポートの公式サイトはこちら:無料相談・見学はこちら
3位 ミラトレ|パーソル系列の就職ノウハウで定着率97%

ミラトレは、転職サービス「doda」を運営するパーソルグループの特例子会社・パーソルダイバースが運営する就労移行支援です。事業所は首都圏・愛知・関西の15拠点と数は多くありませんが、就職率95%・6カ月定着率97%(2023年度実績)という、業界でも突出した数字を出しています。
ミラトレの強みは、人材会社のノウハウを活かした「疑似就労プログラム」です。午前は自己理解や就職準備のグループワーク、午後は実際の業務に近い形のPC作業や軽作業を行い、フィードバックを受けながら職業準備性を高めていく構造になっています。
運営側から見て注目すべきは、精神障害のある方の定着率の高さです。厚生労働省の関連機関である高齢・障害・求職者雇用支援機構の調査によると、精神障害のある方の半年定着率は全国平均で約60%とされていますが、ミラトレは精神障害の方でも90%以上を維持しています。これは、医療・心理の専門職が在籍し、症状の波に合わせた支援設計ができているからこそ実現できる数字です。
就職活動の段階では、グループ会社のdodaチャレンジ(障害者向け転職エージェント)と連携した求人紹介も受けられます。事務職を中心とした大手企業・特例子会社の求人が豊富で、就職後のキャリアアップを見据えた選び方ができるのもミラトレならではです。
注意点は事業所数の少なさです。首都圏・愛知・関西以外にお住まいの方は通所自体が難しいため、地方在住なら他の選択肢を優先する必要があります。
- こんな人におすすめ:精神障害があるが長く働き続けたい/大手企業や特例子会社の事務職を狙いたい/実践型の訓練で就職力を磨きたい
- こんな人には合わないかも:地方在住で通える事業所がない/自分のペースでマイペースに進めたい
ミラトレの公式サイトはこちら:無料相談・見学はこちら
4位 ウェルビー|全国132拠点で通いやすい業界2位

ウェルビーは、全国の都道府県に132拠点(仮オープン含む・2026年4月時点)を展開する大手の就労移行支援です。累計就職者数9,691名、2024年度の年間就職者は1,333名、半年定着率91.5%(2023年10月〜2024年9月実績)と、業界2位の規模に見合う実績を出しています。
ウェルビーの代表的なプログラムが「オフィスワークシミュレーション」です。企業の業務を再現したロールプレイ形式で、メールのやりとり、社内資料の作成、来客対応などを体験することで、未経験の事務職にもステップアップしやすくなる設計です。短期就職を目指す方向けの「就活集中コース」もあるため、半年以内に就職したい方にも対応できます。
強みは何と言っても拠点数の多さです。地方都市にも展開しており、東北・北信越・中四国・九州など、他の大手が手薄なエリアでも通える可能性があります。地方在住で「LITALICOワークスもココルポートも近くにない」というケースで、ウェルビーが現実的な選択肢になることは多いです。
注意点としては、Google口コミで「自習時間が多い」「スタッフが不在で相談できない時がある」といった声が一定数見られる点です。事業所による差が大きいため、必ず見学・体験で雰囲気を確認することが重要です。
- こんな人におすすめ:地方在住で大手の事業所を選びたい/半年以内に就職したい/オフィスワークの実践練習を重視したい
- こんな人には合わないかも:個別性の高い手厚い支援を強く求めたい/IT・Web系のスキル習得を主目的にしている
ウェルビーの公式サイトはこちら:https://www.welbe.co.jp/
5位 アビリティーズジャスコ|イオングループの特例子会社運営

アビリティーズジャスコは、イオングループの特例子会社が運営する就労移行支援です。事業所は宮城・千葉・東京・神奈川を中心に8拠点と数は限定的ですが、職場定着率は90.1%(2023年度実績)と高水準を維持しています。
最大の強みは、イオングループの実習先・就職先ネットワークです。販売・品出し・清掃などの小売関連職種への就職実績が豊富で、職種適性が小売・サービス業にある方にとっては有力な選択肢となります。事務職の就職率が一番多いものの、販売・サービス業26%という数字は他の総合型と比べても高い水準です。
運営側から見ると、特例子会社が運営している点は大きな信頼材料です。特例子会社は自社内で障害者雇用を実践している企業のことで、就労支援のノウハウが「自分たちが採用する立場」から逆算されているため、就職後にどう働くかまで見据えた訓練が組まれているケースが多いです。
- こんな人におすすめ:小売・販売・サービス業に就きたい/実習でイオングループ系列を経験したい/40年の実績ある法人で安心して通いたい
- こんな人には合わないかも:事務職以外を目指していない/西日本在住で通える事業所がない
アビリティーズジャスコの公式サイトはこちら:https://www.ajscrum.co.jp/
【障害特化型】おすすめ就労移行支援|自分の特性を深く理解したい方へ
結論:自分の障害特性が明確で、同じ障害を持つ仲間と一緒に支援を受けたい方には、障害特化型がおすすめです。総合型では「いろいろな障害の方が混在していて違和感がある」と感じるケースもありますが、特化型なら同じ悩みを持つ利用者と訓練できる安心感があります。
atGPジョブトレ|うつ・発達・統失・聴覚・難病の5コース展開

atGPジョブトレは、株式会社ゼネラルパートナーズが運営する障害特化型の就労移行支援です。東京・神奈川・名古屋・大阪に7拠点を展開し、就職率97%・半年定着率91.4%(2023年度実績)という業界トップクラスの数字を出しています。
atGPジョブトレの最大の特徴は、障害特性ごとに分かれた専門コースです。具体的には、うつ症状コース、発達障害コース、統合失調症コース、聴覚障害コース、難病コースの5種類があり、それぞれの障害に特化した認知行動療法やセルフマネジメント訓練が組まれています。
たとえばうつ症状コースでは、再発予防のための思考の癖の見直し、休職中のリカバリー支援、復職に向けた段階的な訓練設計が組まれており、復職を目指すタイプの方には特に強みを発揮します。統合失調症コースは全国でもatGPジョブトレ以外にほぼ存在しないため、該当する障害がある方には希少な選択肢となります。
運営元のゼネラルパートナーズは、東洋経済新報社「障害者雇用率ランキング」で長年上位に入る企業で、障害者向け転職サービス「atGP」も同社の運営です。就職活動の段階で、グループ内のatGPと連携した求人紹介を受けられるのも、他の特化型にはない強みです。
- こんな人におすすめ:うつ・発達・統失・聴覚・難病のいずれかに該当/同じ障害の仲間と訓練したい/首都圏・関西・名古屋に通える
- こんな人には合わないかも:知的障害や身体障害メイン/地方在住で通えない
atGPジョブトレ(汎用)の公式サイトはこちら:無料相談・見学はこちら
うつ症状コースをご希望の方は:atGPジョブトレ うつ症状コース
難病コースをご希望の方は:atGPジョブトレ 難病コース
Kaien|発達障害特化で定着率91%・首都圏中心20拠点

Kaien(カイエン)は、発達障害(ASD・ADHDなど)に特化した就労移行支援です。首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)と大阪に20拠点前後を展開し、累計2,000名以上の就職実績、就職率86%・6ヶ月定着率91%という安定した数字を出しています。
Kaienの強みは、訓練コンテンツの圧倒的な厚みです。職業訓練100職種以上、自己理解・社会スキル講座50種類以上があり、発達特性のある方が自分に合う仕事を発見しやすい構造になっています。発達障害に理解のある提携企業200社以上を抱えており、Kaien独自の求人を紹介してもらえるのも他にはないメリットです。
Kaienのもう一つの特徴は、ITスキルや創造系の仕事を視野に入れたクリエイティブコースを持っていることです。発達特性が強みになる職種(プログラミング、データ処理、デザインなど)への就職を目指す方にとって、訓練と求人の両方が揃った稀有な選択肢と言えます。
注意点は、原則週5日通所が前提となるケースが多いことです。体調が安定していない段階の方には負荷が高いため、まずは生活リズムを整えてから利用を検討するのが現実的です。
- こんな人におすすめ:発達障害の特性を強みに変えたい/首都圏・大阪在住/週5日通所できる体調
- こんな人には合わないかも:体調がまだ安定しておらず週2-3日の通所からスタートしたい/地方在住で通えない
Kaienの公式サイトはこちら:https://www.kaien-lab.com/
ディーキャリア|発達障害特化で全国104拠点の最大規模

ディーキャリアは、発達障害に特化した就労移行支援としては全国最大規模の104拠点を展開しています。北海道から九州まで網羅しており、地方在住の方でも発達障害特化の支援を受けやすい点が大きなメリットです。定着率は91.3%(2022年度)と高い水準を維持しています。
支援は「ライフスキル→ワークスキル→リクルート」の3段階で構成されており、自己理解から就職活動まで一貫した流れで進めます。特に、eラーニング中心の「ワーク準備コース」を持っているのが特徴で、PCスキルに不安がある方でも基礎から段階的に学べる設計です。
利用者限定の求人サイトでは全国6,000件以上の求人を閲覧できるなど、発達障害に特化したサービスとしては求人量も豊富。サービス業向けの「ディーキャリアワーク」、IT職特化の「ディーキャリアITエキスパート」など、目的別のコース展開もあります。
- こんな人におすすめ:発達障害特化の事業所を地方で探している/PCスキルに自信がなく基礎から学びたい/求人の選択肢を広く持ちたい
- こんな人には合わないかも:発達障害以外の障害がメイン/首都圏で他の発達特化サービスも比較したい
ディーキャリアの公式サイトはこちら:https://dd-career.com/
エンカレッジ|関西中心の発達特化/定着率93.7%の高水準

エンカレッジは、発達障害のある方に特化した就労移行支援です。事業所は大阪・京都中心に7拠点で、東京(早稲田)と神奈川(横浜関内)にも拠点を持っています。就職率95%、定着率93.7%という数字は、発達特化型の中でも頭一つ抜けた水準です。
エンカレッジが評価される理由は、対象を発達障害に絞ることでノウハウが集約されている点です。総合型のように幅広い障害に対応するのではなく、発達障害の特性に絞った支援設計を続けてきたからこそ、他にない精度の高い自己理解プログラムが提供できています。
もう一つの特徴が、卒業後も繋がれるオンラインコミュニティ「en+join」の存在です。就職後も他の卒業生や運営スタッフと情報交換できる場があるのは、孤立しがちな就職後の時期にとって大きな支えになります。
- こんな人におすすめ:関西在住で発達障害特化の支援を受けたい/業界トップクラスの定着率を重視/卒業後も繋がりが持てる場が欲しい
- こんな人には合わないかも:地方在住で対象エリアにない/発達障害以外の障害がメイン
エンカレッジの公式サイトはこちら:https://en-c.jp/
【IT・スキル特化型】おすすめ就労移行支援|手に職をつけて年収アップを狙う
結論:手に職をつけて障害者雇用でも年収アップを狙いたいなら、IT・スキル特化型を最優先で検討してください。障害者雇用市場でもIT職は一般雇用と同等かそれに近い給与水準が期待でき、リモートワーク率も高い傾向があります。IT特化型をより詳しく比較したい方は【IT特化】就労移行支援おすすめ10選+番外編もあわせてご覧ください。
ただし、特化型は求められるスキルレベルが総合型より高く、体調がある程度安定していることが前提です。まだ生活リズムが整っていない段階なら、まず総合型や自立訓練で土台を作ることをおすすめします。
Neuro Dive|AI・データサイエンスで先端IT人材を目指す

Neuro Diveは、ミラトレと同じパーソルダイバースが運営する、IT特化型の就労移行支援です。AI開発、機械学習、データサイエンスといった先端ITスキルを学べる稀有な事業所で、卒業生のリモート勤務率は67%、IT関連職種への就職率は86%という、就労移行支援としては圧倒的な数字を出しています。定着率も96.9%と業界トップクラスです。
Neuro Diveの強みは、訓練コンテンツの本格性です。Pythonによるデータ分析、機械学習モデルの実装、SQLでのデータ処理など、IT業界で実務として求められるスキルを体系的に学べます。サブモニター付きの作業環境や、実際の業務に近いIT課題への取り組みなど、就職後の業務をイメージしながら訓練できる設計です。
運営側の視点で評価したいのは、就職先の質です。障害者雇用におけるIT職は給与水準が比較的高く、リモート勤務との相性も良いため、長期的なキャリア形成と生活の質の両方を底上げできる可能性があります。発達特性が活きる職種でもあるため、特性を強みに変えたい方には特に向いています。
注意点は、求められるスキルレベルが高いことと、事業所が全国5拠点と少ないことです。パソコンに不慣れな段階の方は、まずmanabyや総合型でPCスキルの基礎を固めてから検討するのが現実的です。
- こんな人におすすめ:IT・データ系の専門職で高収入を狙いたい/リモートワークを実現したい/ある程度のPCスキルがあり体調が安定している
- こんな人には合わないかも:パソコン操作に自信がない/体調がまだ安定していない/対象エリア外
Neuro Diveの公式サイトはこちら:無料WEB説明会・見学はこちら
atGPジョブトレIT・Web|デジハリ提携でWebデザイン・プログラミングを学ぶ

atGPジョブトレIT・Webは、デジタルハリウッド(デジハリ)と提携した就労移行支援です。Webデザイナー講座を就労移行のカリキュラムとして受講できる稀有な事業所で、未経験からプロを目指せる設計になっています。事業所は5拠点(渋谷・秋葉原・船橋・大宮・心斎橋)で、定着率は91.4%です。
このサービスの強みは、現役のWebデザイナーがスタッフとして在籍している点です。一般的な就労移行支援では、IT・Webスキルの動画教材を配信する程度の事業所が多いのですが、atGPジョブトレIT・Webでは現役プロから対面で指導を受けられます。これは未経験者がプロレベルに到達する上で決定的な差を生みます。
運営側から見ると、Web制作スキルを実務レベルで身につけた上でatGPの転職支援に乗ることができるため、就職活動でのアピール材料が豊富になる構造です。Webデザイナー、フロントエンドエンジニア、Webディレクターなど、デジタル系の職種に絞った就職活動ができます。
注意点は、IT・Web系以外の就職を考えている方には向かないこと、求められる勤怠の安定性や社会人としての要領のよさが他の就労移行よりも高めなことです。利用前に見学・体験で雰囲気を確認しておきましょう。
- こんな人におすすめ:未経験からWebデザイナー・エンジニアになりたい/現役プロから直接指導を受けたい/首都圏・大阪に通える
- こんな人には合わないかも:事務職を目指している/集団での訓練が苦手/体調が安定していない
atGPジョブトレIT・Webの公式サイトはこちら:無料相談・見学はこちら
manaby|eラーニング1500本以上+在宅就労に強い
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manabyは、eラーニングを軸とした個別学習で就労支援を行う事業所です。全国31拠点を展開し、累計利用者は3,106名以上、半年定着率85.7%(在宅就労での定着率は97.3%)という実績があります。
manabyの最大の特徴は、独自開発のeラーニング教材です。事務、Webデザイン、プログラミング、動画編集など1,500本以上の動画コンテンツが揃っており、自分のペースで体系的に学べます。通所と在宅訓練を組み合わせられるため、体調に波がある方でも継続しやすい設計です。
注目すべきは在宅就労率の高さで、卒業生の20.4%が在宅勤務で就労しています。在宅勤務での定着率97.3%という数字は、通勤負担を減らしたい方にとって極めて魅力的です。一般的な就労移行支援は通所前提で、就職後の働き方も「通勤前提」になりがちですが、manabyは在宅勤務まで見据えた支援設計を最初から組んでいる点が決定的な違いです。
注意点は、自走力が求められることです。eラーニング中心のため、自分から学習を進められないと迷子になりやすい構造です。サボり癖がある方には不向きですが、逆に「自分のペースで集中して学びたい」というタイプには相性が抜群です。
- こんな人におすすめ:在宅就労を実現したい/自分のペースで学習したい/集団での訓練に疲れる
- こんな人には合わないかも:自分から動くのが苦手/対面でのコミュニケーション訓練を重視したい
在宅で利用できる就労移行支援は他にもあります。manaby以外の選択肢を比較したい方は在宅できる就労移行支援4選|manaby・ココルポート・キズキ・Neuro Diveを徹底比較を参考にしてください。
manabyの公式サイトはこちら:無料相談・体験予約はこちら
【一般雇用枠を目指したい方】キズキビジネスカレッジ

結論:障害者雇用ではなく一般雇用枠での就職を狙いたい方は、キズキビジネスカレッジを最優先で検討してください。一般雇用枠への就職率58%、平均4ヶ月で内定という実績を持つ、業界でも稀有な事業所です。
会計・Webマーケ・英語など専門講座が豊富で短期就職可能
キズキビジネスカレッジは、首都圏(新宿・神田・八王子・横浜・大宮・西船橋)と関西(大阪梅田・天王寺・神戸三宮)に11拠点を展開する就労移行支援です。就職率83%、定着率95%、一般雇用枠就職率58%という、業界の中でも極めて高い水準を維持しています。
キズキビジネスカレッジの強みは、専門性の高い講座ラインナップです。会計・ファイナンス、Webマーケティング、英語といった、転職市場で評価される専門スキルを集中的に学べます。一般雇用枠を目指す方にとって、職種特化のスキル習得は大きな武器になります。
運営側から見て注目すべきは、平均4ヶ月で内定という短期決着力です。一般的な就労移行支援は1年〜2年通所することが多い中で、4ヶ月で結果を出す設計は、預貯金の制約がある方にとって大きなメリットです。
- こんな人におすすめ:障害者雇用ではなく一般雇用枠で働きたい/短期間で就職したい/専門スキルを身につけたい
- こんな人には合わないかも:障害への配慮が手厚い障害者雇用を希望/地方在住で対象エリア外
キズキビジネスカレッジの公式サイトはこちら:無料相談・見学はこちら
【自立訓練が先かも】エンラボカレッジ|生活リズムから整えたい方の選択肢
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結論:「就労移行支援に通いたいけど、まだ毎日決まった時間に起きるのも難しい」という段階の方は、就労移行の手前にある自立訓練(生活訓練)からスタートすることを強くおすすめします。エンラボカレッジは神奈川中心に約10拠点を展開する自立訓練特化の事業所で、生活リズムの安定から就労準備までを段階的にサポートしてくれます。
自立訓練と就労移行支援の決定的な違い
自立訓練(生活訓練)と就労移行支援は、対象とする状態が異なります。
- 自立訓練(生活訓練):生活リズムや人付き合いから整えたい段階の方向け。昼夜逆転している方、人と話すことに不安がある方、復職前に慣れておきたい方が対象
- 就労移行支援:生活が安定していて、就職に向けての準備をしたい方向け。働くことを前提とした障害理解やスキル習得、就職先紹介が中心
順番を間違えて、生活リズムが整っていない段階で就労移行支援に通い始めると、通所自体が辛くなって挫折につながりやすいです。20年現場にいた肌感覚として、「もう半年自立訓練に通っていたら違う結果になっていたのに」というケースを何度も見てきました。
エンラボカレッジの特徴と通いやすさ
エンラボカレッジは、横浜・関内・センター南・藤沢・川崎・相模大野など神奈川を中心に、東京(蒲田・府中)、大阪(なんば)、宮崎にも拠点を持つ自立訓練事業所です。300種類以上のカリキュラムを個別に組み合わせ、生活習慣の改善から障害特性の自己理解、コミュニケーション訓練までを段階的に進められます。
エンラボカレッジは、生活リズムが整って就労準備が見えてきたタイミングで、就労移行支援への移行もスムーズです。「まずは生活を整える」→「就労準備を始める」という2段階の流れを、同じ法人内で一貫して受けられる安心感があります。
- こんな人におすすめ:昼夜逆転や生活リズムの乱れがある/人と話すことに強い不安がある/復職前に慣らし運転をしたい/神奈川・東京・大阪・宮崎在住
- こんな人には合わないかも:生活リズムが安定していてすぐに就労準備に入れる
エンラボカレッジの公式サイトはこちら:無料相談・見学はこちら
就労移行支援とは?基礎知識を3分で理解
結論:就労移行支援は、障害のある方が一般企業への就職を目指すための、国が認可した福祉サービスです。原則2年間、無料または低額で、職業訓練・就職活動・職場定着までトータルでサポートしてもらえます。
制度の概要と対象者
就労移行支援は、障害者総合支援法に基づく訓練等給付の一つです。対象になるのは以下のすべてを満たす方です。
- 原則18歳以上65歳未満
- 身体障害・知的障害・精神障害・発達障害・難病のいずれかに該当する
- 一般企業等への就職を希望し、就労が可能と見込まれる
障害者手帳の有無は必須ではなく、医師の診断書や意見書があれば自治体の判断で利用できるケースが多いです。LITALICOワークスをはじめとする多くの事業所が、手帳なしでの利用にも対応しています。

利用料金は9割が無料
利用料は、前年度の世帯収入によって月額の上限が決まります。約9割の方が自己負担0円で利用できています。
| 区分 | 世帯年収の目安 | 月額上限 |
|---|---|---|
| 生活保護世帯 | 〜約156万円 | 0円 |
| 低所得(市町村民税非課税) | 約156〜300万円 | 0円 |
| 中所得 | 約300〜600万円 | 9,300円 |
| 高所得 | 約600万円以上 | 37,200円 |
世帯収入で判定されるため、配偶者や親と同居している場合は世帯全体の収入で計算されます。具体的な金額は自治体の障害福祉窓口で確認できます。出典:厚生労働省「障害者の利用者負担」

就労移行支援と他の障害福祉サービスの違い
障害福祉サービスには似たような制度がいくつかあるため、整理しておきます。
| サービス | 対象 | 特徴 |
|---|---|---|
| 就労移行支援 | 一般企業への就職を目指す方 | 原則2年・無料/訓練と就職支援が中心 |
| 就労継続支援A型 | 雇用契約を結んで働きたい方 | 給与あり/最低賃金以上が支給される |
| 就労継続支援B型 | 雇用契約は難しいが働きたい方 | 工賃あり(時給数百円)/自分のペースで働ける |
| 自立訓練(生活訓練) | 生活リズムを整えたい方 | 原則2年・無料/生活面の自立がメイン |
| 就労定着支援 | 就職後6ヶ月経過した方 | 就職先での定着をサポート |
就労移行支援は「これから就職する人向け」、就労継続支援A・Bは「すでに福祉的就労として働く場として使う」という違いがあります。順番として、就労移行支援で2年通って一般就職を目指し、難しければA型・B型に切り替える、というルートが現実的です。
失敗しない選び方|元支援員が語る7つの判断軸
結論:就労移行支援を選ぶときは、就職率や知名度だけで判断せず、以下の7つの軸を組み合わせて評価することが必要です。一つでも欠けると、2年間が無駄になるリスクがあります。
①就職率・定着率の見方|数字のカラクリに注意
「就職率95%!」と書いてある事業所でも、その数字が「就職を希望した人のうち就職した人の割合」なのか「全利用者のうち就職した人の割合」なのかで意味が大きく変わります。前者なら90%以上の事業所も多くあり得ますが、後者なら厚生労働省の全国平均26.4%が示すように、ほとんどの事業所は5割以下です。
確認すべきは、その事業所単体の年間就職者数です。「法人全体で1,000名」ではなく、「あなたが通おうとしている事業所Aで年間何名就職したか」を聞いてください。1事業所あたり年間10名以上の就職者がいるかが一つの目安です。
②プログラム内容|自分のゴールから逆算する
「IT・Webスキルが学べます」と言っていても、その内訳が動画教材を見るだけなのか、現役プロから対面指導が受けられるのかで、就職への近さは全く違います。プログラム数の多さで選ぶのではなく、「自分が就職したい職種で、入社後すぐに使えるスキル」が学べるかで選んでください。
③スタッフとの相性|見学で見抜く方法
20年現場にいた経験から言うと、就労移行支援の成否はスタッフとの相性が7割を占めます。見学で確認したいのは、「自分の悩みを話したときに、スタッフが先回りして答えを出さず、まず聞いてくれるか」です。説明ばかりするスタッフは、入所後も指示型の支援になりやすく、自己決定の練習にならないケースが多いです。
④通所のしやすさ|働きたい街にあるか
自宅から近すぎる事業所だと、就職後に通勤訓練がゼロから必要になります。逆に、働きたい街にある事業所を選べば、通所自体が通勤の予行演習になり、土地勘も身につきます。徒歩圏内ではなく、電車やバスで30〜45分程度の距離が現実的です。
⑤交通費・昼食補助の有無
厚生労働省の調査では、昼食を提供している就労移行支援は全体の60.7%、交通費を補助している事業所はそれより少ないという結果が出ています。週4〜5日通うことを考えると、交通費だけで月2万円を超えることもあります。経済的に厳しい状況で通うなら、ココルポートのように補助のある事業所を優先する選択も合理的です。
⑥事業所の雰囲気|利用者層との相性
事業所によって利用者の年齢層、男女比、障害種別の構成は大きく異なります。20代の発達障害の方が多い事業所もあれば、40〜50代の精神障害の方が多い事業所もあります。「自分が浮かないか」を見学時の休憩時間の様子から感じ取ってください。
⑦運営法人の実績・規模
個人経営の小規模事業所は、補助金収入だけを目当てに開所しているケースもあります。法人として上場しているか、複数事業所を運営しているか、何年運営されているかなどを確認することで、運営の安定性が見えます。最低でも法人としての沿革と直近の実績は調べておきたいところです。
【独自】見学で必ず聞くべき7つの質問とNG回答パターン
結論:見学は「事業所の話を聞く場」ではなく「事業所を評価する場」です。以下の7つの質問を必ず聞き、回答の質で事業所を見極めてください。見学・体験の流れや服装、当日の進め方を詳しく知りたい方は就労移行支援の体験完全ガイド|見極め方とおすすめ事業所8選もご覧ください。
質問① その事業所単独での年間就職者数
聞くべきは「法人全体」ではなく「この事業所単独」の数字です。「○○名です」と即答できる事業所は、データを把握できている証拠。NG回答は「全社では○名です」「ちょっと調べないと…」というすり替えや言葉の濁し方です。

質問② 直近1年の中途退所者数
就職せずに途中で辞めた方の人数も重要な指標です。中途退所が多い事業所は、利用者の体調管理ができていなかったり、プログラムが合わずに離脱が多発している可能性があります。NG回答は「ほとんどいない」と曖昧に答える、または「数えていない」と答えるパターンです。
質問③ 個別支援計画の見直し頻度
就労移行支援は最低6ヶ月に1回の支援計画見直しが法令で義務付けられています。「3ヶ月に1回見直しています」と答える事業所は、利用者の変化に丁寧に対応している印象です。NG回答は「必要に応じて」と曖昧にする、または「6ヶ月ごとです」と最低ラインしか答えないケースです。
質問④ 支援員1人あたりの担当利用者数
支援員1人あたり10名前後が現実的なライン。15名を超えると、個別面談の頻度が落ちて支援の質が下がりやすくなります。NG回答は「ケースバイケース」と濁す、または「全員でサポートしています」と人数を明示しない答え方です。
質問⑤ 企業実習先の数と分野
実習先の数と分野は就職の選択肢の広さに直結します。「事務系の実習先が30社、サービス業が10社」のように分野別に答えられる事業所は、実習先開拓のノウハウが蓄積されています。NG回答は「希望に応じて開拓します」「実習先は基本ありません」というパターンです。
質問⑥ 就職後のフォロー体制
就職後6ヶ月までは就労移行支援、それ以降は就労定着支援というサービスに切り替わります。「就労定着支援も同じ法人で受けられます」「企業に対しても定期訪問しています」と答える事業所は安心です。NG回答は「就職したら終わりです」というドライな答え方です。
質問⑦ 利用者の平均通所日数
利用者全員の平均通所日数が週3.5日以上あれば、運営は健全です。週2日未満の利用者が多い事業所は、補助金目当てで籍だけ置いている利用者が多い可能性があります。NG回答は「人それぞれです」と数字を出さないパターンです。
【独自】よくある失敗パターン6つと回避策
結論:就労移行支援で失敗するパターンは決まっています。以下の6つを知っておくだけで、失敗リスクは大きく下がります。
失敗① 「家から近い」だけで決めて挫折
家から徒歩5分の事業所を選んだ結果、雰囲気が合わず3ヶ月で退所、という方は少なくありません。回避策は、必ず2〜3拠点を見学比較することです。「近さ」は一つの要素にすぎず、相性の方が重要です。
失敗② IT特化に流されて事務職就職を逃す
「IT・Webが学べる」という宣伝に惹かれてIT特化型を選んだものの、実際には自分には事務職の方が向いていた、という後悔も多いです。回避策は、見学前に「自分はどんな職場・職種で働きたいか」を紙に書き出してから見学先を絞ることです。
失敗③ 体調が整っていないのに就労移行に通った
うつ病の急性期や、生活リズムが大きく崩れた状態で就労移行に通うと、通所自体が体調を悪化させ、結果的に2年を浪費してしまいます。回避策は、主治医と相談して就労移行に通えるレベルかを判断すること。難しい段階なら、自立訓練(エンラボカレッジなど)から始める方が結果的に近道です。
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失敗④ 大手だからと安心して支援員との相性を確認しなかった
LITALICOやウェルビーといった大手は、事業所ごとに雰囲気もスタッフも異なります。ブランドだけで決めて入所したら担当が合わず、転所できないまま1年が過ぎる、というケースがあります。回避策は、見学時に必ず体験利用を申し込んでスタッフと2時間以上接することです。
失敗⑤ 「2年あるから」と先延ばしし期限切れ
「2年もあるから大丈夫」と思っていたら、気づけば1年半が経過し、就職活動の準備が間に合わなかったというパターンです。回避策は、入所時から逆算スケジュールを立てること。1年目は自己理解とスキル習得、1年6ヶ月で実習、1年9ヶ月から就活、というのが標準的な目安です。
失敗⑥ 親や周囲のすすめで自分の意志なく開始
本人の納得感がないまま親に連れられて見学に行き、流されるまま入所したケースは、ほぼ全例で長続きしません。回避策は、本人が「自分でここに通おう」と納得することです。家族同伴の見学はOKですが、最終決定は本人が行う。これが続かない通所を避ける最大のポイントです。
【独自】タイプ別おすすめ事業所フローチャート
結論:自分に合う事業所は、以下の3つの質問に答えるだけで絞り込めます。
質問1:体調は安定していますか?
- NO(昼夜逆転や強い不安がある) → エンラボカレッジ(自立訓練)から始める
- YES → 質問2へ
質問2:どんな職種で働きたいですか?
- 事務職メイン → 質問3へ
- IT・Web系 → Neuro Dive(先端IT)/atGPジョブトレIT・Web(Webデザイン)
- 在宅勤務希望 → manaby
- 小売・サービス業 → アビリティーズジャスコ
- 一般雇用枠 → キズキビジネスカレッジ
質問3:自分の障害特性は明確ですか?
- 明確(うつ・発達・統失・聴覚・難病のいずれか) → atGPジョブトレ(5コースから選択)
- 明確(発達障害) → Kaien/ディーキャリア/エンカレッジ
- まだ整理中 → LITALICOワークス/ココルポート/ミラトレ/ウェルビー
このフローを通っても2〜3社に絞れない場合は、すべて見学・体験するのが最も確実です。見学は無料ですし、複数比較することで「何が自分に合うか」の判断軸が育ちます。
就労移行支援を利用するまでの流れ(5ステップ)
結論:問い合わせから利用開始までは、長くても1〜2ヶ月かかります。スムーズに進めたいなら、以下の5ステップを並行して進めるのがコツです。
- 問い合わせ・資料請求:気になる事業所2〜3社の公式サイトから問い合わせ
- 見学・相談:60分程度の個別相談で事業所の雰囲気を確認(複数社推奨)
- 体験利用:実際のプログラムを半日〜数日体験してスタッフとの相性を確認
- 受給者証の申請:市区町村の障害福祉窓口で「障害福祉サービス受給者証」を申請(発行まで2週間〜1ヶ月)
- 利用契約・通所開始:受給者証が届いたら事業所と契約を結び、個別支援計画に沿って通所スタート
受給者証の申請には主治医の意見書が必要なので、事前に通院先で相談しておくと手続きがスムーズです。

【独自】2年で就職できなかった場合の3つの選択肢
結論:就労移行支援は原則2年ですが、就職できなかった場合の出口は3つあります。事前に知っておくと、焦らずに済みます。
選択肢① 延長申請(最長1年)
就職活動が継続中で、明確な進捗が見られる場合は、自治体の判断で1年間の延長が認められることがあります。延長には「就職に向けて努力していた根拠」と「あと少しで就職できる見込み」の説明が必要です。事業所と協力して、自治体に理由書を提出します。
選択肢② 自立訓練を経て再度就労移行
体調が大きく崩れて就労移行支援に通えなくなった場合は、いったん自立訓練(生活訓練)で生活リズムを整え直し、再度就労移行支援を申請するという方法もあります。実は就労移行支援は2年使い切った後でも、自立訓練を間に挟めば再申請できるケースがあるのです。
選択肢③ 就労継続支援A型・B型への移行
一般就労が難しいと判断された場合は、就労継続支援A型(雇用契約あり・最低賃金以上)またはB型(雇用契約なし・工賃あり)への移行が選択肢になります。A型なら月収9〜13万円程度、B型なら時給数百円ですが、自分のペースで働ける環境です。
そもそも2年で就職するための逆算スケジュール
2年で就職するためには、以下の逆算スケジュールが現実的です。
- 0〜6ヶ月:生活リズム安定化+自己理解(障害特性の言語化)
- 6〜12ヶ月:基礎スキル習得(PC・コミュニケーション・ビジネスマナー)
- 12〜18ヶ月:企業実習・職種特化のスキル強化
- 18〜21ヶ月:応募書類作成・面接対策・本格的な求人応募
- 21〜24ヶ月:内定獲得・就職準備・職場定着支援への移行
このスケジュールから1〜2ヶ月遅れる程度なら問題ありませんが、半年以上遅れると2年での就職が難しくなります。スタッフと毎月の面談で進捗を確認しましょう。
通所中の生活費はどうする?6つの支援制度
結論:就労移行支援に通っている期間は原則アルバイト不可で収入が止まります。以下6つの公的支援制度を組み合わせれば、生活費の不安を最小化できます。
- 障害年金:3級で月約6万円〜、2級で月約11万円〜、1級で月約15万円〜(期間上限なし)
- 傷病手当金:休職中の方向け/手取り額相当が最長1年半
- 失業保険:退職後の方向け/月約6〜21万円が3〜6ヶ月
- 住居確保給付金:家賃相当額(月約5〜7万円)が最長9ヶ月
- 生活保護:収入と資産が一定以下の方向け/月約10〜25万円
- 生活福祉資金貸付制度:低所得世帯向けの無利子貸付(月15〜20万円・最長12ヶ月)
休職中なら傷病手当金、退職済みなら失業保険を最優先で確認してください。並行して障害年金の申請も進めるのがおすすめです。最寄りの自治体にある「生活困窮者自立支援窓口」では、状況に応じた制度を案内してもらえます。
就労移行支援に向いている人・向いていない人
向いている人の5つの特徴
- 今すぐの就職に自信がない(フルタイム勤務に体調的な不安がある)
- 障害特性や配慮事項がまだ言語化できていない
- 職業訓練でスキルアップしたい
- 就職後の職場定着まで支援を受けたい
- 同じ障害を持つ仲間と訓練したい
向いていない人の5つの特徴と代替サービス
- 体調が回復していない/生活リズムが整っていない → 自立訓練(生活訓練)から始める
- すぐにでも働ける状態になっている → 転職エージェント(dodaチャレンジなど)を活用
- 専門スキルだけを身につけたい → 民間スクール(Progate、Udemyなど)の方が効率的
- 求人紹介だけが目的 → 転職エージェントの方が早い
- 数ヶ月通っても就労意欲が湧かない → 就労継続支援A型・B型の検討
すぐに働ける段階なら、就労移行支援より転職エージェントの方が合理的です。dodaチャレンジは障害者専門の転職エージェントとして、就労移行を経由せず直接就職を目指す方には有力な選択肢です。利用前に評判や「断られた」という口コミの実態を知っておきたい方はdodaチャレンジの評判は本当?元支援員が断られない使い方を完全解説を先にご覧ください。公式サイトから直接申し込む方は:dodaチャレンジ公式サイト

よくある質問(FAQ)
Q1. 障害者手帳がなくても利用できますか?
はい、自治体の判断によりますが、医師の診断書や意見書があれば手帳なしでも利用できるケースが多いです。LITALICOワークスをはじめ、ほとんどの大手事業所が手帳なし利用に対応しています。詳細は市区町村の障害福祉窓口で確認してください。手帳なしで通うための受給者証取得手順や、対応してくれる事業所の選び方は就労移行支援は手帳なしでも通える!受給者証の取り方とおすすめ7選で詳しく解説しています。
Q2. アルバイトしながら通えますか?
原則としてアルバイトは認められません。就労移行支援は「働けない方の就労準備」が前提のため、すでに働けるならサービスの趣旨と矛盾するためです。ただし、特別な事情がある場合は自治体や事業所への相談で例外が認められることもあります。
Q3. 大学生は在学中に通えますか?
はい、自治体の判断によりますが、在学中の利用が認められるケースもあります。卒業後すぐの就職に不安がある障害のある学生にとって、在学中から準備を進められる有効な選択肢です。Cocorport Collegeのように学生向けプログラムを持つ事業所もあります。
Q4. 在宅で利用できる事業所はありますか?
はい、manabyやatGPジョブトレIT・Webなど、在宅訓練に対応している事業所があります。ただし、原則として月1回以上の通所が必要なケースが多いです。完全在宅で利用したい場合は事前に事業所へ確認してください。
Q5. 見学・体験は何回までしていいですか?
制限はありません。複数の事業所を見学・体験するのはむしろ推奨されています。利用する事業所は1ヶ所のみですが、見学・体験は何ヶ所でも可能です。最低でも2〜3ヶ所は比較することをおすすめします。
まとめ|まずは大手3社の見学から始めよう
就労移行支援は、障害のある方が一般就職を実現するための有力なサービスですが、約3,090ある事業所の中には残念ながら「就職率0%」の事業所も16%存在します。事業所選びを間違えると、貴重な2年間が無駄になってしまうリスクがあります。
まずは大手3社(LITALICOワークス・ココルポート・ミラトレ)から見学を始め、自分の状況や希望に応じて、IT特化型のNeuro Diveや障害特化型のatGPジョブトレなどへ広げていくのが現実的です。一般雇用枠を目指すならキズキビジネスカレッジ、生活リズムから整えたいならエンラボカレッジ(自立訓練)が候補に入ります。
本記事で紹介した「見学で必ず聞くべき7つの質問」と「失敗パターン6つ」を頭に入れて、複数の事業所を実際に見比べてみてください。20年現場にいた立場として伝えたいのは、「見学だけ」「体験だけ」でも何かが必ず変わるということです。一歩を踏み出すこと自体が、就職への確かな前進になります。
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