就労移行支援を探している・利用しているけど、もしかしたら自分は向いてないのでは・・。と思ったことはありませんか?
それもそのはず、就労移行支援は利用から就職まで利用期間が長かったり、そもそもサービスがよくわからないといったことがあります。
この記事では就労移行支援スタッフのメガネ君が就労移行支援に向いてない人・向いている人をこれまでの経験から徹底解説します!また対処法や相談先なども紹介するので、もし向いていないと思っても諦めず対処法や相談先を活用してみてください。
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そもそも就労移行支援とは?
就労移行支援に向いていない人を紹介する前に、まずは就労移行支援とはなにかをご紹介します。
就労移行支援は、一般企業で働きたいと考える65歳未満の障害のある方に働くためのスキルを習得するためにプログラム(訓練)を提供、その方にあった仕事を一緒に探し、就職後も障害のある方が働き続けるための定着のサポートを行う場所です。
学校のように事業所に通いながら就職活動をする場所です。最近ではコロナの影響もあり自宅からオンラインで利用できる就労移行支援もあります。
就労移行支援について詳しく知りたい方は以下を御覧ください。
就労移行支援に向いていない人は?
では早速メガネ君がこれまで長年経験してきた就労移行支援の経験から、こんな人は就労移行支援に向いていないと思う人を独断と偏見でランキング形式で紹介していきたいと思います。
メガネ君は10年近く就労移行支援で働いてきましたが、この内容が「絶対に」というわけでもないですし、「全員に当てはまる」わけでもないのでご注意ください。
1位 体調が安定していない
就労移行支援に向いていない人の第1位は体調が安定していない方です。
就労移行支援は利用期間が2年間と決まっており、一般企業の就職に向けて訓練を受ける場所です。もちろん体調や障害、生活のこともサポートはしてくれますが、
例えば、「外に出れません」「週1くらいから利用したい」などといった方は途中で体調を崩して退所されるケースが多いです。
そういった場合はまずは同じ福祉サービスでも「自立訓練(生活訓練)」や「精神科デイケア」などから利用して、体調を整えてから利用されることをおすすめします。
2位 在職中(正社員・契約社員)の方
就労移行支援に向いていない人の第2位は、在職中の方です。
そもそも向いている・向いていないというよりは、「利用ができない可能性が高い」です。アルバイトやパートの方だと利用できるケースもあるのですが、就労移行支援を利用するための福祉サービス受給者証が取得できない可能性が高いです。
もしも、就労移行支援をどうしても利用したい場合は、「休職するか」「退職してから」利用されることをおすすめします。
3位 とにかく早く就職したい人
就労移行支援に向いていない人の第3位は「とにかく早く就職したい人」です。
理由は就労移行支援を利用すると、就職まで一定の期間がかかるからです。メガネ君の経験だと利用開始してから、めっちゃ早くて2-3ヶ月、それなりに早くて半年、平均で1年くらいで就職される方がほとんどです。
とにかく早く就職したい!という方は、ハローワークなどを活用して、自分で就職活動をしたほうが早く就職にたどり着けるかもしれません。
4位 半年〜1年間くらいの生活がままならない人
就労移行支援に向いていない人の第4位は直近の生活がままならない人です。
第3位の早く就職したい人にも同じ理由の方がいらっしゃるかもしれませんが、とにかく早く働かないと生活ができない、持ち家があるから生活保護は受けられないといった方は就労移行支援には向いていません。
理由は、第3位の理由と同じく就職までに少々時間がかかるからです。
5位 サポートが不要な人
就労移行支援に向いていない人の第5位がサポートが不要な人です。
就労移行支援は就労に必要な知識やスキルを身につけるために訓練をする場所です。訓練が不要な方はまずは自分でハローワークや人材紹介を活用して就職活動してみましょう。そのほうが早く就職できる可能性が高いです。
自力でやってみてうまく行かなかったら、就労移行支援などの活用を検討してみましょう。
では次にこんな人は就労移行支援に向いていない。そんな人の特徴を紹介したいと思います。
就労移行支援に向いている人は?
では次に就労移行支援に向いている人をご紹介したいと思います!
- 自分で就職活動をしてみたけどうまくいかなかった
- 就職してもすぐに会社を辞めてしまう
- 職場で配慮を得られず、定着のための支援をしてほしい
- 自分の適職がわからないから
- 働いたことがなく、一から働くためのスキルを身につけたい
- 体調が安定しなくすぐ働くのは不安
などです。
もし就労移行支援について詳しく知りたい方は以下の関連記事も参考にしてみてください。
就労移行支援に向いていないと思ったときの対処法
就労移行支援に向いていないと思ったときの対処法はいくつかあります。ここでは、利用中の場合と利用前に分けていくつかの対処法を紹介したいと思います。
すでに就労移行支援を利用中の場合
すでに利用中の場合は、続けるか、辞めるか、辞めたらどうするかの選択肢があるかと思いますが、急に続けるか辞めるかの判断はできないと思います。以下の手順で進めてみましょう。
まずは事業所の通所頻度を減らしてみましょう
就労移行支援にすでに週5日間くらい通っている人は、通所頻度を減らして、自分に就労移行支援が必要なのか一度考えてみるといいでしょう。もちろん今の就労移行支援が合わないから、自分は向いていないのかも・・。と思ってしまっている可能性もあるので、他の就労移行支援を使ってみるのも一つの手です。
第三者に相談する
就労移行支援を続けたほうが良いか、辞めたがいいか、はたまた就労移行支援を変えたら解決するのか自分一人で判断するのは難しいと思います。
そんなときは第三者に相談しましょう。「かかりつけ医」「相談支援事業所のスタッフ」「仲の良い友人」に今の自分の話をして様々な人の意見を聞くのもおすすめです。
就労移行支援では無料の相談会も開催しておりますので、他の就労移行支援の話を聞いてみたかったら他の就労移行支援に相談してみてもいいでしょう。就労移行支援ごとに、やっていることや就職実績などは異なります。
他の就労移行支援は以下の記事から探してみてください。
続けるか・辞めるかを決める
自分で考えて、第三者に相談してみて「続けるか・辞めるか」を決めましょう。
その後、続ける場合は就労移行支援の管理者に自分の思いを相談してみるのもいいでしょう。より良く続けるための方法を検討くれると思います。
また辞める場合は、他の就労移行支援を利用するのか、辞めて他の福祉施設や自分で就職活動を進めるための準備をしましょう。
自力就労をする場合は、人材紹介なども活用しよう
就労移行支援や他の福祉施設を活用せずに自分で就職活動をする場合は、ハローワークや人材紹介会社などを活用しましょう。
ハローワーク全国にあります。まずはこちらから家の近くにあるか探してみましょう。
また、障害者雇用専門の転職エージェントもおすすめです。
dodaチャレンジ
atGPエージェント
ランスタッド
クローバーナビ
ここらへんのエージェントは大手で多くの方が利用されております。
無料で会員登録ができるので、登録してみてどのような求人があるのか見てみるだけでも参考になるのでおすすめです。
ちなみに個人的に一番のおすすめはdodaチャレンジです。
就労移行支援を利用していない場合
就労移行支援をまだ利用してない方は、そもそも自分に就労移行支援のサービスが「今」必要なのか考えてみましょう。
それぞれ先程紹介した向いていない人の特徴を例に、どうしていけばいいかご紹介します。
体調が安定していない場合
まずは就労移行支援を自分が活用できるかを医師に相談してみると良いでしょう。
医師も判断がつかない場合があるので、そのようなときは就労移行支援を体験してみて実際に通えそうか試してみることをおすすめします。
就労移行支援は大体5日間は無料で体験できます。5日間連続で通えたか、また1日おきでも通えたか、これから通うことができそうか体験して判断しましょう。また就労移行支援によっては1ヶ月くらい体験させてくれるところもあります。
そこで自分の体調を調整してみてもいいでしょう。
在職中の方の場合
在職中の方は残念ながら、23年現在では殆どの方が利用ないと思います。
仮に利用を検討したい場合は休職してから利用するなどを検討してみてください。またアルバイトや派遣の方は併用して利用できるケースもあるので就労移行支援に相談してみると良いでしょう。
とにかく早く就職したい人(生活が難しい方)
とにかく早く就職したい人は先程紹介した、ハローワークか転職エージェントを活用しましょう。
以下に紹介します。
転職エージェント
もし、自分で就職活動してみてどうしてもうまくいかなかった場合は就労移行支援の活用などを検討しましょう。
就労移行支援向いていないと思ったときの相談先
最後に就労移行支援向いていないと思ったときの相談先を紹介したいと思います。
先程「かかりつけ医」「相談支援事業所のスタッフ」「仲の良い友人」などご紹介しましたが、就労移行支援のことだけでなく、障害のこと・仕事のこと・生活のことなど様々な相談ができる場所を紹介します。
障害者就業・生活支援センター(中ぽつ・就ぽつ)
障害者就業・生活支援センターは障害のある人の働くことと生活のことが相談できる場所です。全国に338ヶ所あり雇用・保健・福祉・教育機関などと連携をとり障害のある人の支援をしてくれます。
こちらから家の近くにあるか探してみてください。
自治体の障害福祉課
お住まいの自治体の障害福祉課でも障害のことや仕事・生活のことが相談できます。自治体によっては、精神・発達障害の方は保健センターで相談を受けているケースもありますが、まずは障害福祉課で相談してみるのも良いでしょう。
発達障害者支援センター
発達障害者支援センターは全国に約100ヶ所あり、発達障害(児)者やその家族に、相談支援・発達支援(発達検査)・就労支援など総合的に支援をしてくれる施設です。
発達障害の方で相談してみたい方はこちらから探してみてください。
就労移行支援事業所
就労移行支援事業所でも利用有無に関わらず、無料で相談を受けている就労移行支援が多くあります。
就労移行支援がどんなところか、どんなサービス(プログラムや訓練内容)を提供しているかなども無料相談で聞くことができます。今の状況を話して、就労移行支援に向いているか・向いていないか聞いてみるのもいいでしょう。
就労移行支援に向いていない人のまとめ
いかがでしたでしょうか?
就労移行支援に向いていな人そして逆に向いている人の特徴を紹介しました。
もし自分が就労移行支援に向いていないと思ったら、そのままにしておくのではなくこの記事で紹介したようにまずは行動してみましょう。
あなたにあった就労移行支援や働くためのサービスに繋がることを心より願っております。
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